Fender USA 72 Telecaster
(PART1)
私のテリーの基本仕様は、72年製のブロンドカラーのローズ指板です。
このギターに最終的に辿り着くまでに、およそ40本くらいの、ヴィンテージ
(と言ってもよいだろうと自分では思ってる)ギターを経ています。
(代表例、LPは54年モデルにはじまり79年の25/50アニバーサリーまで10
本以上,60年代STコンバージョン,70年代初期ST,61年SG,68年S
G,60年代後期の175,等々)
これらのギターを経た上で、自分に一番ピッタシだったのがテリーだったのです。
思えばヴィンテージギターにはまリ出した10年位前から今日まで相当な額を使いま
した。
(それまでは先の尖った突き刺さりそうな形のヘッドのギターで十分満足だったので
すが・・・)
結局激安値でGETしたテリーがドンピシャだったなんて・・・
25年以上前から “自分に合ってるのは、ハンバッカーのズ太いサウンドのLP
だっ!!”と勝手に思い込んでたのです。
確かに上記の54年製LPを#PAFにコンバートしたサウンドは、57〜60年の
LPよりもガンガンに好みの素っ晴らしいサウンドだったし、
66年製STのコンバージョンもハンバッカー以上に異常に(シャレじゃあ〜りませ
んヨ)ズ太いサウンドでお気に入りだったのですが・・・。
そして、テリーは食わず嫌いでほとんど弾いたこともなく、ましてや所有したことな
ど一度もありませんでした。
しかし、以前から、ブロンド又は、ホワイトカラーにローズ指板仕様のテリーのルッ
クスには惹かれてました。
(私は何故か生理的にギターはローズ指板でないとダメなんです)
で、2年ほど前、とあるショップに既述の72年製のブロンドカラーのローズ指板が
激安値で展示されてました。
あまりの安値にそれより1年前から展示してありましたが、ほんとにオリジナル仕様
のテリーか不安で見てるだけでした。
しかし、1年後にもまだ売れずに残っており、弾かせてもらうとなかなかよい感じだ
し、これも何かの縁とGETしました。
まず家に帰りしたことは、オリジナルかどうかのチェックです。
結局、お店のマスターのおっしゃってた通り、オリジナルの無改造でした。
別に私はコレクターじゃないので、改造してあっても音がよくって、適価で自分が納
得できればOKなのですが、
72年製テリーはコレクターズアイテムじゃないでしょうが、心情的にはやはりオリ
ジナルがいいですもんね〜。。。
さて、常日頃から私が最高のオーバードライブテリーサウンドと思ってるのは、皆さ
んもよくご存知のことと思いますが、
ZEPの1stの 「コミュニケーションブレイクダウン」でのジミーペイジ御大の
サウンドです。
しかし、聴くのと弾くのでは大違いで、私はGETしたテリーのオリジナル仕様か否
かのチェックが終わると、
自分のアンプ(因みに、79年製オレンジOR120オ−バードライブです。キャ
ビは74年製マーシャルのBボトムです)を置かせてもらってるスタジオに行き
いつもの大音量でAMP直で弾いてみました。(時々使うのはTS9とWH10改で
す。WH10はTS9と同じくイバニーズから出てたワウです。これも隠れた名機と
思います)
お店での試奏は、あくまで感触が分かるだけですし、いつものスタジオ,いつもの機
材で試奏しなければほんとのとこは分からないですしね。
すると、全然「コミュニケーションブレイクダウン」でのジミーペイジ御大のサウン
ドは出ず、
(当たり前ジャン!! テリーの年代が違うし、使用AMPも違うし、時代が違うし、
第一弾き手が違いすぎるよね。でも、出したかったし出て欲しかったけどね・・・
でもでも結果的には出なくってよかった)
全く以って、私好みのフロントピックアップでも輪郭のハッキリしたオーバードライ
ブサウンドでした。
リアーは、高域のきつ過ぎない、ゴキゲンなズ太いサウンド(テリーってもっとパキ
パキのチャキチャキしたサウンドかと勝手に思ってました)でした。
もう衝撃。愕然。既述の通り、今までギターにつぎ込んできた金額は一体なんだった
んだろ???
最後の最後に(ほんとかな??)激安値でGET出来たテリーが自分にドンピシャだっ
たとは!!!
私は その場にしゃがみ込んで、しばらくの間動けませんでした。(ほんとです)
しかし、やっぱり100%じゃなかったんです。
まず、ハウリング。フロントもリアーも とにかくハウる。ピックアップを押さえる
と止まりはしないがハウリング激減。
これはもうピックアップ含浸されてないなと思いましたよ。
家に帰って、もう一度バラし、注意深く観察すると、案の定 含浸なし。
しかしここで含浸しちゃうと音変わるし、どうせやるなら真空含浸したいし・・・と
いうことでパス。
因みに、含浸にもいろいろな方法,マテリアルがあるようですが、私がよくやるのは
ロウソクの蝋での含浸ですが、
私がやってみてハウリングが止まり、サウンドがよかったのは、(オリジナルサウン
ドを変えないではなく、よい方向に変える)
和蝋燭の蝋でした。(和蝋燭の蝋で真空含浸してみたいな〜 どっかの本に掃除機を
使って簡易的真空含浸装置作ったとか書いてあったような記憶が・・・)
和蝋燭って言ったって、産地別に色々な蝋があるのでは・・・。
私が使ってるのは・・・
すいません本題から外れました。この話は また別な機会に。
で、ピックアップ交換に決めました。でもルックスは変えたくなく、フロントのメタ
ルカバーは絶対に外したくありませんでした。
そういう訳で、買ってきたのが、・・・
フロントピックアップから
@ D社 TWANG KING
好みの音、特に基音に対して含まれる倍音
成分の割合(?)がナイス でもパワーなし。
A F社 LACE SENSOR(Blue)
音に躍動感が感じられない(レースセン
サー全モデルに言えるのでは?)タイプブルーなのにさほどパワーも感じられない。
B SD社 VINTAGE TELE STR-1
好みの音、高域は@程ではない。ファット感ナ
イス @の高域にこの中,低域が加わって、パワーが上がればなあ〜。
そんな訳で、どれもパワーが足りないのでした。で、苦肉の策として、実験的にメタ
ルカバーを外して装着&試奏しようと思ったら・・・
@とAどっちだったか忘れましたが、ピックアップ本体とメタルカバーの間に、厚さ
確か2mmくらいので、かなりの量の含浸材が詰まってました。
これじゃ結果的に弦からポールピースまでの距離を2mm損してるぜい。この弦から
ポールピースまでの2mmはデカイ。パワーダウン必至。
で、この余分な含浸材を取り除いてメタルカバーセットして試奏しましたが、含浸材
を取り除いたのにも拘らず、ハウリングはしませんでした。
やっぱここの部分の含浸材は余分だったんだな〜 でも、まだまだパワー不足。
この解決策として、メタルカバーにポールピースが露出するようにポールピース径に
対し、ほんのちょっぴり大きめの径で穴を空けました。
それをピックアップ本体にセットし、世にも奇妙なルックスのピックアップを取り付
け試奏。
・・・(試奏中)・・・
結果 “ダメだコリャ 何か音が変”なんと言うかとにかくヘンなんですよ。

でも、ドリルの持ち合わせもないのに何とか穴を開ける努力をしたのでこのまま没に
するのはやるせなくって、
続いて、ポールピースの上っ面が穴を開けたメタルカバーの表面と面一になるよう
に、ピックアップの裏側からポールピースを押し出して
すっこしでもパワー上がらないか?サウンドが変わらないか虚しい努力をしてみまし
た
そして試奏・・・(試奏中)・・・
結果 “やっぱNG” ダメだわコリャ。
そんなおバカなトライを他にも色々と2週間ほど試み続けていたある日・・・
とあるオリジナルギター&リペアショップ(と思ってます)さんの広告に、
ピックアップリワインディング1万円からというのを発見し、すかさずワインディン
グしてないというか、コイルを取り外しモディファイしたピックアップを持参でお店
に伺い、
音質はとりあえず置いといて、とにかくガンガンにパワーのあるピックアップになる
ようにリワインディング&含浸してとお願いしたら
なんとその場でやってくれるというではありませんか!!
これには感激。で、1〜3弦のポールピースがD社で、4〜6弦がSD社のポール
ピース仕様と言う変則的というか、
滅茶苦茶な仕様の物をお渡しました。
なんでこんな変な仕様かというと、どちらもヴィンテージテリーピックアップのトゥ
ルーレプリカだと思うのですが(違ってたらごめんなさい)
いろんなところが微妙に違うんですよ。ポールピースの径,長さ,面取りの有無
等々、
で、確か記憶に間違いなければどっちを基準に考えればいいのかは別として、
ディマジオの方がポールピース若干短くって細く、そして面取りなし。SD社はその
逆。で、高域はD社中低域はSD社だったんで
ミックスしたのでした。(この逆パターンも製作依頼中)
音質がこの点だけで決まる分けないことは、私も重々承知してますが、とりあえず面
白いもん作ってみようって事でお願いしました。
で、テリーのピックガードの穴の大きさギリギリまで、バレル状になるくらいにパン
パンに巻けるだけ巻いてもらったピックアップを
大事に持ち帰り、早速取り付け試奏しました。
おっとその前に、もうここまでパンパンに巻いてもらうと当然のことながらメタルカ
バーは取り付けることが出来ません。
でも もうこうなれば背に腹は変えられず、カバーなしで装着。
興奮と期待でドキドキしながら、しかし、判断は冷静にと思いながら試奏。
結果、これもうサイコー!!!!!!!! 高域が弱くなるのでは?と思ってましたが、個人
的には十分出てて、バッチシ!!!
音もメチャ太い!! これで決まり!!!
さて、フロントが決まったとこで、リアーです。
リアーは・・・
モンスタートーン,ファストトラック,チョッパーT,トゥワングキング,クウォー
ターパウンド,ジョーバーデン等々を試しましたが、
クウォーターパウンドが ドンピシャ。こいつすっごいね。直流抵抗は15.5kΩ
もあるよ。
とにかくバリバリのハイパワーで、私の嫌いな高域の出すぎもないし、ファットな
トーンで宜しい。
で、既述フロントとのミックスサウンドがとっても綺麗。私は個人的には、これが
グッドなテレキャスのミックスサウンド!!と思ってますが。
そうスティーブクロッパーが出しそうな音とでも言いましょうか・・・。
で、この仕様で私は十二分に満足しながら、友達にはそれテレキャスの音じゃないハ
ンバッカーの音だとか言われながらも1年ほど弾いてたのですが、
やはり1年前から気になってた、ジョーバーデンのダニーガットンシグネチャーピッ
クアップ。
以前は、このダニーガットンシグネチャーピックアップの元となったスタンダードの
ピックアップを試したのですが、
それは可もなく不可もなくで終わりでした。クウォーターパウンドにあるようなワイ
ルドなサウンドが出ない綺麗な音のするモンでした。
ところがSTDのジョーバーデンをGETしたお店に、やはり売れずに1年間残って
たダニーガットンシグネチャーピックアップを見つけて、
先日 GETしてしまったのです。
そしたらこれが、大正解!!! クウォーターパウンドはいまだに捨てがたいのです
が、
ダニーガットンシグネチャーピックアップはゴキゲンなオーバードライブサウンドを
提供してくれるのです。
更にフロントとのミックスサウンドが、クウォーターパウンドとは違った音なのです
が、やはり絶品。
現在はこの仕様です。
ピックアップの話だけでずいぶんと長くなってしまいましたが、
次は、コントロールパネルの改造の話です。
どなたかが、おっしゃってたように、私にもピックアップセレクターとヴォリューム
ノブが近すぎます。
そこで、ボリュームノブの位置を少し後ろにずらしたパネルを自作しました。
そして更に、フェルから販売されているストラト用のローインピーダンスブースター
SB−3000を
テリーのトーンポットを外してその位置にSB−3000のパネルから回路ごと取り
外したブースターON-OFFスイッチを取り付け電池を内蔵しました。
006P電池はテリーのコントロールキャビティーにドンピシャで収まるんですよ。
(因みに配線は全てPCOCC又は一部LC−OFCにトライガードを巻いてひき直
してあります。)
だからコントロールパネルを自作し、トーンポットを取り外せば、あとは無改造で取
り付けられます。
このブースターは以前 一時期結構流行りましたが、今は見かけないですね。
私はこれは隠れた名ブースターだと思います。
そしてこのON-OFFスイッチをプレイ中にすばやくON-OFFを繰り返せば、スイッチング
奏法とはまた一味違った
スイッチング奏法や、トレモロ奏法に利用できますし、現に私はそういう風にも利用
してます。
この2点ON-OFFスイッチを、うまく真ん中で止めれば、通常のスイッチング奏法も出
来ますしね。
って事で、ボリュームポットを後ろにずらした為に取り付けることの出来てたスイッ
チング奏法用スイッチは配線をジャンプしてしまいました。
更に、ここまでやるとPOTもいじりたくなってきて、というよりは、昔からPOTは
CTSのオーディオテーパーのカーボン抵抗帯に
アランブラッドレーの摺動部を合体しこれまたハイブリッドPOTを作り使ってまし
た。
・・・・・次回に続く。
Katsumi : あまりにDEEPな内容だったので、いくつか質問させていただきました。
で、オギャーラ氏の回答を公開します。
(2000/06/07 updated)
(PART2)
ハイブリッドVol.ポットを作ってくっつけて使ってたんですが
・・・
出張の帰りに秋葉に寄って、真空管の出物ないかなあ〜ってグルグルしてたとき、
とあるお店の前で、“そうだPOTもGETしとこ”と思い、お店の元お嬢さんに
“CTSの250KΩオーディオテーパーの可変抵抗あるけ?”って尋ねたら
“そーゆーのないのよお〜
うちは国産のしかおいてないのよ”
“じゃ、何かお勧めのないけ?”って再度尋ねたら、
“○×△(メーカー名忘れた)か、コスモスがいいわよお〜”とのたまうので、
“で、どっちがウンといいのけ?”って、じらさないでよお〜って感じで、
再々度尋ねたら、
“コスモスがいいわよお〜 ”
との事。(勿論ここまでの文には脚色あり エライすんまへん)
それと、確か値段が200〜300円/個だったので、即決!!!
新幹線やまびこで飛ぶようにして(実際はグーグー寝てた)帰り取り付けてみると、
これがもー あ〜た!! サイコーなのでした!!!!!!。
密閉型なので長期に渡ってガリの心配もないだろうし、
軸の回転トルクもチョベリグ(死語か?)だし、
カーブ(軸の回転角度〜抵抗値 変化特性)特性が、もうシビレるくらい私の好みに
ドンピシャ!!
何個かGETしてきたんだけど、上記特性の固体差もなし。
やっぱ日本製は品質Eねえ〜。
お手頃な値段って事もあるので、皆さん試されては??
これトッ付けてから、なあ〜んかボリューム奏法
数段上手くなった様に聴こえちゃ
いますよ。
コスモス君 エライ!!
(2000/07/27 added)
(PART3)
テリーの写真撮ってみました。デジカメは持ってないので
(欲しいのですが)ふつうのカメラで撮って、スキャナーで取込みました。
部屋の照明の下での撮影なので、絞り開放となって焦点深度が浅い為、
コントロールパネル付近がピンボケになってます。
次回はみなさんのように綺麗な写真になるよう頑張りますので、
今回はご勘弁を。
因みに写真からジャック改造(ジャックカップ取り外し)も確認できると
思います。
今回はフロントピックアップマウント方式変更二間するレポートです。
写真撮影時、フロントピックアップをストラトのようにピックガード
吊り下げ式に改造してあります。
ピックガード吊り下げ式にする利点は、フロントピックアップの高さを
ピックガードを外さずにドライバー1本ですぐに調整出来る点ですが、
私は音質変化に興味がありトライしてみました。
ピックガード吊り下げ式にすると、音の輪郭が不鮮明気味になり、
低域がブーミーになります。言い換えると、超(?)高域が減衰し、
125HZ付近が盛り上がっった感じです。
♪何で125HZ付近って分かるんだあ〜
今までのギターやオーディオ改造トライ経験からです。
使用したピックガードの材質やプライ数にも依るのでしょうが、
(今回は3プライのグリーンガードを買ってきて使用しました。)
また、スプリングで吊り下げるのか、ラバーチューブで吊り下げるのか、
でも音が変化しました。
結局 私にはテレキャスターオリジナルのフロントピックアップ取り付け
方式が一番好みの音でした。
ということで、近々 元に戻しますが、ご参考までにレポートさせて
もらいました。
では、また。。。
(2001/01/05)
(PART4)
ピックアップセレクター→3点切り替えトグルスイッチ
表記の通り、テリーのピックアップセレクターを
レスポールや、SGなんかに使われてるトグルスイッチに取り替えましたよ。
改造レポートを読んで頂けた方は、ご存知かと思いますが、
私のテリーのコントロールパネルは薄い鉄板切り出しの自作です。
そんな訳で、トグルスイッチ取り付け用穴を開けるのは、
ドリルを持ってない私にも簡単です。一応リーマは持ってるのでほんと楽勝でした。
で、またまた気づいたのですが、テリーのコントロールキャビティーの深さは、
縦型トグルスイッチの高さにドンピシャの面一なんですよ。(’72のテリーの場合)
OO6Pの9ボルト電池の幅とも、同じだし、何か都合良いよね〜。
という訳で、穴あけ直し含め10分くらいで取り替え完了!!
何故トグルスイッチに取り替えたかと言うと、
レバー式だと、素早い切り替えがやりにくかったからです。
これで、ピックアップ切り替え型スイッチング奏法が格段にやりやすくなったぜよっと。
ところがどっこい、サウンドも変わってしまったのでした。
具体的にはサウンドがFATになったのです。
テリーのくせして、少しレスポールの音に近づいた感じ。
(悪く言えば、少々モコモコの抜けが悪くなった感じの音。)
ストラトのピックアップセレクターを3点から5点式に取り替えたときは
音の線が細くなった感じで元に戻したけど、
今回は、切り替えのやりやすさに免じて合格としました。
ピックアップセレクターで音が変わるなんて・・・・???
と思われる方もいるでしょうが、変わりますよぉ〜
それが構造差が原因なのか、新旧(エージング)の差なのか、それとも両方か?等々
よく分かりませんが、確実に変わりました。
今度 その妙チクリンの使ってない穴だらけ(使ってない穴は5個)になった、
そのコントロールパネル写真撮ったらお送りしますね。
エエ?そんなクグロテスクなモン見たくないって??
まあまあそうおっしゃらずに・・・
ハハハ
怖いモン見たさってあるじゃないですか???!!
??????
(2001/06/11)
(PART5)
性懲りもなく また改造しました
ブリッジプレートとリアッピックアップのモディファイです。
プレートはWPC処理しました。
WPC処理の詳細については、こちらをどうぞ。
http://www.fujimfg.co.jp/p00.htm
http://www.jade.dti.ne.jp/~wpc/top.html
簡単に言えば、材料最表面の硬度アップです。
最表面組織の再結晶化です。内部の硬度は変化しません。
表面にミクロンオーダーのディンプルが創生されるため表面積もアップします。
音への効果は、ブライトになるということです。(私の感触では)
私、この処理をピックアップポールピースや、
弦!!!!!その他サドルなんかにもやりました
全て音はブライトになりましたよ。
理屈はよく分かりませんが・・・
フレットに処理すれば、減りにくくなるだろうなあ
とにかく、Music Oneの一部カット&斜めってるサドル付き
ブリッジプレートにWPC処理して音はブライトになりました。
但しルックスは梨地状になりましたけど。
でも、これがまた良い!!。
で、WPC処理でメッキ剥がれましたから、
自分でサーフェイサー吹きました。
だから一見 光らない銀色になりました。
リアピックアップはジョーバーデンのガットンシグネチャー改ですが、
最近 チョット高域がきつく感じられるようになってきたので、
どうしようか思案した結果・・・
ジョバーデンはツインブレードタイプなので、
サドル側のブレードを隠してしまえ!!と考え、
カバードタイプにすることにしました。
当然 ピックアップカバーは自作するしかありません。
丁度良い事にWPC処理した厚さ60μmの銅板があったので
それを切ってハンダ付け(訳もなく銀入りハンダ使用)して、
テリーのフロントピックアップカバーのリアピックアップ用みたいなのを作りまし
た。
そしてツインブレードのネック側だけが露出するように、
ブレードに合わせて、その部分を切り取りました。
銅板で作ったから、ピックアップの磁界に対してどういう影響があるかとか
そんな事はとにかく置いといて、
まずは作って取り付けて音出し してみました。
そうしたら、思い通りにキツイ高域が取れて、でもパワーは落ちずに
もう120点!!のサウンドになりました。
以前、改造レポートのコーナーに載せてもらってる
フロント穴空きピックアップカバー作ったときは大失敗でしたが、
今回はヤッタ〜!!

(2001/06/11)
(PART6)
フロントピックアップがエージングがどんどん進んだ為か?
低域が以前にも増して出てくるようになって、
とうとう低域過剰になってしまいました。
で対策として・・・
まず、低音弦側だけピックアップ高さを下げました。
下げては試奏、下げては試奏を繰り返し、結局ピックガード面より下がってしまい
明らかに異常設定。やりすぎ。でもまだ低域過剰
これではまずいので、
次にしたことは当然Ampのトーンの低域を絞る
でもMix時と、リアピックアップオンリー使用時に低域不足でNG。
で、次は奥の手!!!
ピックガード取り付け用ネジの本数減らし。8本→4本
これは効果あり!!これは採用。でもやっぱまだ少し出過ぎ。
でも、私の足りない頭では、これ以上、対策案が浮かばない。。。
弦のゲージは変えたくないし・・・・
電気的に、コンデンサー追加したりしてローカット,ハイパスフィルターは
人工的な音,冷たい音になるからやりたくないし・・・
もう、八方塞がり。
ところが・・・
“イヤ待てよ。リアーを、1/4だけ(?)カバードにして、
高域出すぎをコントロールできたんだから、
フロントもそのアイデアでやってみっぺ!!”
って思い付き、
4〜6弦側のみ、テリーのフロントピックアップのメタルカバーを
半分に切って取り付けました。
もうお気楽極楽の改造。金ノコでカバーを半分に切るだけ。
早速取り付けて試奏開始。
“いいじゃん Eじゃん バッチシじゃん”
なあ〜んだ。最初からこうすれば、良かったのに・・・
思いつかなかった。。。

でも明後日、エレキバンド(何か死語)としては、1年半振り、結成0.5ヶ月の新バ
ンド,
4回8時間(おしゃべり時間を除くと実質6時間半)の練習で
リハなしでステージ立つっていうのに、
ステージ前 最後の練習が終わってから、こんな改造していいのでしょうか?
えええい。ままよ。何事もチャレンジ!! 見る前に跳べ!! これだっ!!
・・・・・・・・・・・・・・・
ステージでの音がどうだったかは後日レポートさせて頂きます。
因みにバンド名は「スパイラルジョーク」って言うんですよ。
名前はカッコEでしょ!!??
・・・・・日は過ぎて・・・ライブも終わって・・・
ステージでの改造しまくりで醜く変わり果てたルックスのテリーでの
そのサウンドはどうだったか???と言うと、
報告します!!!!
もうイヤな音,気になるヘンな音,等々 一切出ず 気持ちよくプレイ出来ました
よ。
フロントの4,5,6弦の低域過剰もなかったし、
リアの1,2,3弦の高域キツ過ぎもなかったし、
変なノイズも出なかったし(良いノイズは音楽,ロックだもんなあ)
良かった 良かった 嬉しかったなあ〜。
今回ステージで久々に演奏できたことより、
意のままの音がテリーから出てきてくれたことが一番嬉しかったですだよ。
ステージで舞い上がって演奏して、フロントピックアップのハーフカバーが
取れちゃったり、浮いてきたりして演奏に支障をきたさないか・・・
それが一番不安だったんですが、ビクともしませんでしたしね。
以上です。最後まで読んでくださってありがとうございました。
ほんの少しでも、皆さんのご参考になったでしょか???
なってたらいいなあ。。。
(2002/01/17)
(PART7)
2001年最後のライブも終り、
久しぶりに’72テリー改をまたモディファイしました。
今回もお気楽極楽改造です。
しかも効果抜群なので、興味を持たれた方は、トライしてみてください。
今回の改造は、サドルの固定です。
私の改造レポートを毎回読んで頂いてる方はご存知のとおり、
私はKatsumiさんに頼んで送ってもらったMusic oneの
斜めってるサドルの付いたブリッジを使ってます。
全体をWPC処理という表面改質熱処理を施してあります。
Music oneのサドルのオクターブ調整用ボルトは、
’72テリー改のそれより ひと回り太いボルトなので、
サドルの横方向のズレに対しては格段に強くナイスなのです。
しかし以前から、サドルをもっとブリッジプレートに固定し、
ブリッジプレートと一体化し弦振動の伝達をスムーズにしたら
サウンドはどう変わるのだろう?と思ってたので、今回それを実行しました。
写真にあるように、ブリッジプレートとサドルの間の隙間を利用し
ボルト,ナットで固定しました。

これに使ったボルト(ビス)、ナットはオーディオクラフトから発売されてた(されてる?)
レコードを聴くときに使うカートリッジ(針)と、カートリッジ取り付け用シェルを固定する
真鍮製のものです。
♪こういう風に説明しないと、カートッリジとシェルを固定するシェルビス
って言ったって今の人には理解してもらえないかも・・・と思って書きました。
一時期、シェルビスはトーンアームのローマス化でアルミ製等の軽量のものが
もてはやされました。
しかしアルミのように内部損失の大きい材質ではビスナットを締め付けても
完全には締め付けらないのでした。
で、ステンレス製や真鍮製のものがアフターマーケットに出てきました。(20年以上前の話)
ローマス化より、カートッリジとシェルをきちんと締め上げた方が
音質改善効果が大きかったからです。
真鍮製のビスナットに交換しただけで、
音の立ち上がりが早くなり、音像が鮮明になり、スッキリ爽やかなレコードサウンドになりました。
で、テリーの音はどう変わったか?というと
レコードサウンドの時と同じく、音の立ち上がりが早くなり、コードを弾いたときの音の分離が良くなり
弦一本一本の音がちゃんと聞こえてきます。それでいてコード弾きのパワー感は一層アップしているのです。
音に躍動感が出てきて、音が生きてるみたいです。輝いてます。
また、私のようにヘタクソプレイヤーによくありがちな、コードチェンジの際の余計な音
何と言うのか出したくないのに出てしまう音が、どういう理由か激減するんです。
これは予想してませんでした。
こんな簡単なことで、こんなにサウンドが向上するならもっと早くやればよかったと後悔してます。
是非みなさんもやってみてください。
私はオーディオも趣味(だった)ので、たまたま真鍮製の丁度合うビスナットがあったので
出費はゼロですが、
こんなビス、ナットは捜せばどこにでもあると思うのですぐできると思います。
真鍮製でなくてもぜんぜん構わないと思います。
でももしかしたら非磁性材の方がいいかも。
固定したにもかかわらず、何故かオクターブ調整,弦高調整はそのままできるので
ご心配には及びません。
どうぞお試しあれ。
ただし、最近のツバなしブリッジプレートじゃダメです。ツバがないので取り付けられません。
またツバ(折り曲げ)があっても、板厚が薄いと剛性が無いのでダメです。
Music Oneのはオリジナルより板厚があったのでできました。
ではまた。。
そうそう それから例の自作ヘンテコリンカバーを付けてたリアーピックアップの
ジョーバーデンのガットンシグネチャーですが・・・
何故かここ2週間で突然ガラッと音が変わり鼻をつまんだような中域のつまった
コンコンしたようなサウンドになり好みでなくなってしまったので、
自作ヘンテコリンカバーは外してしまいました。
最初はプリアンプの電池がなくなったのか?とか思ったのですが違いました。
何もいじってないのにサウンド激変したんです。
これは気のせいではなく、スタジオでバンド練習時、
ベーシスト君からも指摘を受けたので誰にも分かるくらいの激変でした。
勿論彼にはサウンドが変わったことは言ってなかったのにですよ。
やっぱギターは生き物ですね〜
ではまた。。。
Katsumi :
しっかし私のMusicOneのブリッジって未だに全然錆びてないのに、どうして後から買った
ピロシキさんのがこんなにサビサビなんでしょうね? 不思議ですね??
ピロシキ :
あ〜私のMusicOneのブリッジは例のWPC処理をしてあるからです。
WPC処理すると、元々ブリッジに施してあったニッケルメッキが全部
剥がれるんです。
そして材料本体を叩いて鍛錬効果を出しながら
叩くときの衝撃で簡単に言えば材料が溶ける以上の温度に上がり
(正確には鉄系材料ではA3変体点以上)熱処理も行われて、
鍛錬効果と熱処理の複合効果で、
もともとの材料が持つ強度が150〜200%以上アップするんです。
でもそれは材料の表面から15μm((0.15mm)深さくらいまでなので
材料内部の性質はまったく変わらないので、硬いけどしなやかという
まさに、世界一切れて耐久性があり、且つ軽い日本刀と
同じ性質になるんです。
日本刀の作り方には、学ぶべきところが沢山あります。
あっ 話を戻して、そういうわけで、メッキはWPC処理の衝撃力で
剥がれてしまうし、また剥がす必要があるわけなんです。
それで、WPC処理が終わったあと、さび止めを塗って、色を塗るとか
さび止めは塗らずに、元々のようにニッケルメッキだっとかクロームメッキ
をすればいいのですが、
私は、横着の面倒くさがり屋なので、さび止めを塗らずに
押入れの中にあった、プラカラーの銀色のスプレーをシューっと
吹いて色塗っただけなんで、錆びてきてしまったんです。
アハッハハ やっぱ横着しないでさび止め塗ればよかったと
後悔してます。
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