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あるアメリカ人vintageマニアからエイジド・メイプルネックを造って欲しいと
頼まれたのだ。自分はまだ修行中の身だけど「修行」って多分一生
終わらないし、このレベルのが出来ればOKとの事だったので依頼を
受ける事にしたぞ。
彼は57年のきついVネックが好みなので、平均的な57年仕様ネックを
自分が扱っているTCTギターパーツにオーダーを入れておいたのだ。
Fenderのライセンスネックに関しては、知ってる限りでは一番vintage
仕様に正確だからね。
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ほー。レリックギターの加工で人様からお金を取りますか。
じゃあ、いよいよ地下に潜ってプロ活動の開始ですね!
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な、なんで「地下」?
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だって贋作作家として裏の世界に生きるんですよね?
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いや・・だから違うって・・
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Fenderのロゴを付けてeBayで本物と偽って売られたら嫌だから、
「これは私がエイジド加工をしたネックだよ」
という絶対に消せない印を見えない所に付けるのだ。
昔のFenderは塗装の下じゃなくて塗装が終わった後でロゴを
付けていたから、誰にでも簡単に偽造が出来てしまうからね。
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へー、意外と正義感強いんですねー。
安心しました。
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当たり前だ! 私ほど正義を愛する人はめったにいないんだぞ。
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昔、半年ほど付き合ってたくらいだしね。
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どうやって・・? っていうかダメじゃん、別れたらっ!
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あんたはロゴを貼っただけなのに私より何倍も稼ぐ・・
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そんな「悪」は決して許されてはならないーっ!!
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そ、それって私が知っている「正義感」とはちょっと違う・・
(許せないのは本物と偽って売るという行為そのものでしょう・・)
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