THE レリック道
The Way of Relic

Squier Vintage Modified SSS Strat

Part-3:  塗装準備完了。
 
はひー
やっと塗装とラミネートを全て剥がし終わったぞ・・
あら?
どうせ7ピースかと思いきや、これは3ピースなんですね。
Agathisという材は安いから、3ピースにしてもコスト的に
問題が無いんだろうな。 
確かにラミネートで隠したくなるような汚い木目だけど、バスウッドに
比べれば一見アルダーっぽく見えるからまあ良しとしておこう。
あのー。 
このAgathis君にして見れば、せっかく森の中ですくすくと育っていた所を
人間の都合で勝手に切り倒された訳ですよね?
それでいて人間の価値観で「木目が汚い」なんて文句言われたくないですよ。
「アルダーに似ている」って褒められてもちっとも喜んでいないと思います。
うっ、なかなかいい事を言う。
知り合いの木工アーティストも似たような事を言っていたぞ。
自然とか生き物には感謝と尊敬の念を持って接するべき・・みたいにね。
いや、すまなかった。ギター製作に関わる者として恥ずかしい。
いえ、わかってもらえればいいんです。
それにしても・・・
汚い木目ですねー。もう最低!捨てませんか、それ?
ってよっぽどヒドいんですけどっ!? 
ま、まあ、木目はともかく
最大の問題は3ピースの中の1つの材の色が他と比べて明らかに
暗い色をしているって所だね。
でもどうせ不透明の色で塗ってしまうのだから木目なんて
どうでもいいですけどね。
まさか! 何言ってんの?
これはバーストで塗る事にしたのだ!
えーっ! なんで?
バーストに出来なかった唯一の理由はラミネートがあったからなのだ。
せっかく「ポリ&ラミネート剥がし」という誰もが逃げ出したくなるような
作業をこなしたのだから、何らかのご褒美がなければやってらんないぞ。
あの「汗だくの10時間作業」に意味を持たせるためにも、こーなったら
意地でも木目を見せてやるのだ! 堂々とね!
だって木目は汚いし材の色もまちまちなのに・・
ちっちっち。わかってないなー。根本的な理念ってやつが。
醜い物の中にこそ美を見い出す事が出来なければレリック道を歩む
者としては失格なのだ。
(・・っていうかそもそもそんな道を歩んでいる事自体、
既に人間を失格しているのでは・・?)


 

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